WEB選挙ノススメ

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

概要

間近に迫った衆議院総選挙。本選挙は、解散(7/22)から公示日(8/18)までの期間が戦後最大ということもあり、日本における史上最大のWEB選挙となりました。

今の日本で4000万円ほど世代間格差が広がり若年層が大ピンチなのは、若年層の低投票率も一因になっているため、個人的に今回の選挙は盛り上げたいのです。そこで、WEBで政治を楽しむためのサイトをいくつかご紹介します。


今選挙は史上最大のWEB選挙

理由は、上記にもありますが解散から公示日までの期間が戦後最大だからです。

  1. 日本では公示日から選挙日までのネット選挙活動が公職選挙法にて禁止されている
  2. いつもは解散→公示日まで20日前後しかなくほとんどネットでの「政治活動」(公示日前に選挙活動は行えないため政治活動と表現)が行われなかった
  3. 今選挙は解散から公示日までの期間、つまりネットでの政治活動が可能な期間が戦後最大の28日間。麻生首相の解散宣言(7/13)からだとなんと38日間
  4. ネット政治活動の大合戦幕開け

選挙となれば手段を選ばないのが政治家。なので、革新的なほどにWEBを使って政治活動を行っています。結果として、今選挙は日本で初めて本格的なWEB政治活動が行われることになったのです。


選挙に行くだけでも得する

ちょっと話は変わって。現状、20-30代の投票率は低い(20%-30%)です。ちょうどいい記事が話題になっていました。

20代では3分の2が権利を放棄し、35才未満では実に1500万人が選挙に行かなかった。「これでは政治家が若者のために政治をしようなどという気になるわけがありません」

(中略)

これは秋田大学の島澤諭先生が算出した「世代会計」と呼ばれる考え方に基づいています。現在の財政や社会保障などを中心とする政府の支出・収入構造と、今後予定されている年金の支給年齢や医療保険の自己負担率引き上げなどを基に、世代別の損得勘定を計算したものです。

この計算によると、現在70代の人たちは生涯で差し引き1500万円くらいの得をしている一方で、30歳前後の人たちは2500万円もの損をすることになります。その差が4000万円にもなるというわけです。

4000万円も損している日本の若者たち 著者インタビュー 森川友義氏 JBpress(日本ビジネスプレス)

世代会計については、世代会計の国際比較[PDF]をみていただければ、日本の深刻っぷりが理解して頂けると思います。が、それはまたの機会に。

さらに、最近はどんどん若年層の投票率がおちているのです。やべえ!

衆議院議員選挙年齢別投票率の推移

…でも、そうはいっても、面倒くさいですよね。休みの日に投票所いくの。

本当はネット投票とかが出来るようになればいいんですが、正直現状の高齢者向け政治方針ではかなり先の話になってしまう可能性大です。若年層投票率をあげることで、ネット投票実現の芽もでてきます。

この記事書いた理由は、そこらへんにあります。少しでも若年層投票率をあげて、ネット投票実現と年金負担軽減に近づけたいのです。特にネット投票は住所をもたないネットカフェ難民も参加出来るようになるため、大きく事態が動くかもね!

要は「家計が苦しいんでおじいちゃんもうちょっとお小遣い我慢してください/もうちょっと働いてください(僕もいくらかは負担しますから)」という声を国単位で大きくしたいなーと超個人的な損得勘定から思ってます。

そんなわけで、ネット大好き若年層の皆様は、是非白票でもいいから投票してほしいなーと個人的な損得勘定として思っています。


どこ投票したらいいかよく分からん

とはいえど。せっかく投票するなら、少しは選択肢を吟味してみよう、ということで。こんなサイトがあります

次期総選挙(第45回衆院選) -ザ・選挙 JANJAN全国政治家データベース-

ここでは、全選挙区の候補者およびその評判、候補者の今までの経歴が詳しく記載されています。

下馬評まで載ってる

政治家個人の情報も充実しており、なんと動画まで。

僕は、ここから地元選挙区の候補者ブログ読んで、へーなるほどねー、などと思ったりしています。

よく「投票したい候補者がいないから選挙行かない」という意見を聞くのですが、それはやっぱり情報がないからだと思うのですね。選択肢の情報が得られなければ、どこに投票したいかなんて決まるわけがない。

「投票したい候補者がいない」っていうのは、「なりたい職業がない」ってのと似てて、要するに情報がないからだと思ってます。若者がとりあえずテレビで見たミュージシャンなんかを目指すみたいに、有権者もとりあえず知ってるタレント候補者に投票する、みたいになってるかなと。選ぶには選択肢を知らなくちゃいけないです。

そういう意味で、「ザ・選挙」はとても良くできたサイトだと思います。


政治ってなんか遠い世界だよね?

そもそも、政治の仕組みやっぱりよくわからんわー、という方にはこちらがおすすめ。

そろそろボクらも"政治"を説明出来るオトコになってみない? -R25- (リンク先のP24から)

かなりわかりやすく解説されていますよ。

また、こんなサイトもあります。

ぽりったー

Twitterというミニブログサービスで活動する政治家の発言を一覧出来るようにしたウェブサービスです。Twitterはブログと違い140文字制限がありタイトルもないので、書く側も読む側も楽です。結果、書き手と読み手の距離が縮まり、政治家の本音がよりオープンになってます。

議員達による討論会の実況が行われたりして、なかなか面白いです。

また、Twitterではハッシュタグで政治に関する議論や情報交換も行われています。詳しくは下のリンクをどうぞ。

Twitter / Search - #japo (japan politicsの略:政治全般)

Twitter / Search - #election18(選挙権を18歳から与えるかという議論)


ネット選挙CM集

今回の選挙では自民党不利と言われてることもあって、特に自民党はネット選挙活動が盛んになっています。

むかし景気のよかったものは、復古を主張し、いま景気のよいものは、現状維持を主張し、まだ景気のよくないものは、革新を主張する。

『魯迅評論集』 (赤 25-8)

という訳で追い詰められた自民党は、ただいま日本におけるネット選挙の革新者そのものになっています。具体的にはこんなかんじ。

あの保守のかたまりみたいな自民党が、ネットでCM用の動画をしかもアニメで作成YouTubeにアップするなんて!やはり革新は追い詰められたときにこそおこるのかなーと思いました。

実際、民主党のYouTubeチャンネルニコニコ動画チャンネルり、自民党のYouTubeチャンネルニコニコ動画チャンネルのほうが動画の更新頻度が高く興味深いものが多いです。

他にも、こんな過激なビラまで。

政治はギャンブルじゃない 民主党の「お試し政権」に日本を任せられません[PDF]

中を見て貰うとわかりますが、ネガティブキャンペーンです。アメリカ並みのネガティブキャンペーン。これも今までにはなかったレベルのものですね。


ネットで政治市民活動

最近では、ネットにおけるロビー活動も活発化してきました。その代表格がこれ。

衆院選に出馬する候補者に、今後争点となりそうな情報通信政策における課題についてアンケートを送付。衆院選が行われると思われる時期から1ヶ月ほど前をめどに10の質問を送付し、回答をまとめてウェブ上で公開する。

(中略)

選挙期間中放映される政見放送の録画を行い、選挙後にすべての候補者の放送映像をYouTube上にアップロード・公開する

MIAU : 衆議院選挙に向けたMIAUの取り組み「MIAU総選挙プロジェクト2009」について

MIAU(インターネットユーザー協会)は今までもダウンロード違法化、青少年ネット規制法案、ダビング10、児童ポルノ法案など様々な検討委員会に出席しインターネットユーザーの声を反映してきた団体です。今回も大きく動くようで楽しみですね。

ボランティアも募集しているようですのでご興味あるかたは是非。僕も様子をみて参加出来るようであれば参加したいと考えてます。

あと、Googleもおもしろいことはじめてます。

未来のためのQ&A - Google モデレーター

「未来のためのQ&A」は、この国に暮らす人と、衆院選に立候補を予定している人との間で、もっと開かれた対話ができるように、との思いで作った仕組みです。決してまだパーフェクトだとは思いませんが、この仕組みが、あなたと政治をもっと近づけ、政治との新しい関係が生まれるきっかけになることを願っています。ぜひ、参加してください。

Googleならではの洗練されたインターフェイスで、非常に見やすくなってます。

また楽天もこんなの始めてます。献金もできるみたいですよ。データベースはまだ【ザ・選挙】ほどではなかったですが、今後に期待ですね。


おわりに

僕は、政治と恋愛と宗教は、結論のでない三大議題だと思っています。議論を楽しむ、という目的ならこれ以上適した議題はない。ましてや、今なら政治はかなり広い相手と話せるネタじゃないでしょうか。旬だし。もはやビックウェーブといっていい。

政治は、「まつりごと」です。せっかくなんで、この「おまつり」をみんなで楽しみませんか?