[インターネット的](著・糸井重里)

2001年初版とは思えないほど、現在のインターネットのことを見渡している本です。


インターネット的 (PHP新書)
インターネット的 (PHP新書)糸井 重里

おすすめ平均
starsインターネット的なこと
stars6年後の今読んでみるとまさに予言の書かも。
stars日本は「フラット」に向かうのか階層社会に向かうのか
stars危機感が自分を救う
stars自分はクリエイティブな体質であるか、どうか。

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インターネットと「インターネット的」は違う、ということを話の原点にしたエッセイ本です。糸井重里氏は「ほぼ日刊1101新聞」というサイトをやっていて、 それは毎日35万アクセスするほど有名なサイトなのです。で、そのサイトを運営する上で思ったことをつづったエッセイ集、というわけですね。

インターネットは、技術だけれど、インターネットによって表出してきた「リンク・フラット・シェア」といった考え方は昔からあって、 それを「インターネット的」と表現しよう、というところがこの本のスタートです。

全体的に「インターネット的って楽しそうじゃない?」という内容になってます。それはある種啓蒙的で、 それは本人もあとがきで認めてるのですが、それが本音だからしょうがない、といったことも書いています。

で、そんな2001年時点での糸井氏の着眼点「リンク・フラット・シェア」や「消費者主導」といった着眼点の正しさは、 2005年以降のWeb2.0ブームなどでも証明されつつあります。2001年当時「インターネット人口は2000万人といわれているが、 僕がインターネット的なものを届けるべきはのこり8000万人の人たちこそだ」と糸井氏は言っていました。 インターネット人口が7000万人を超えてきた現在(参照日本のインターネット人口は 「7,361万9千人」 - GIGAZINE)、「インターネット的」なものはより表出しつつあるのではないでしょうか。