[7つの習慣 著:スティーブン・コヴィー]

今更ですが、読んでみました。


7つの習慣―成功には原則があった!
7つの習慣―成功には原則があった!スティーブン・R. コヴィー ジェームス スキナー Stephen R. Covey

キングベアー出版 1996-12
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おすすめ平均 star
star「聖書」級の良著
star「習慣」とは「行動」ではない
star普通じゃね?

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この本は「成功の本質」に限りなく迫ろうとした本です。「本質」とは、どの時代でもどの人間でもどの世代でも、どんな条件下であろうと存在し続けるものです。

そういう「本質」語りは、どうしても抽象的になり、時には胡散臭かったりすることもあります。しかしこの本は具体例をうまく織り交ぜて、内容を曖昧にぼかそうとはしていません。

そんなわかりやすい具体性を混ぜても、発行から17年余り経っていまだに世界で支持され続けるということは、いかにこの本に込められた「本質」の純度が高いかを証明しているといえます。その純度は、世界最大のベストセラーである「聖書」に迫るものがあります。

「今の状況/自分を変えたい」と思わない人には、この本はそもそも意味がありません。しかし、少しでもそう思う人は、この本を手に取る価値はあるんじゃないでしょうか。「この本の原則に従っておけば絶対に間違いは無い」とは言い切れませんが、たとえば10年この本の原則に従って生きてみても損はなさそうだ、と、僕は考えています。


と、いうように読み始めたときは、上記のことを思ったんですが、読み終わった後また別の思いが浮かんできました。「7つの習慣」は、曖昧でうまくできた法則であるが故に、根拠があるように「みせかける」ことができるとおもったのです。

たとえば、「7つの習慣」に従ったつもりで行動を起こして失敗した場合、「これはこれこれの理由で習慣から外れていたから失敗したのだよ」といくらでも誤魔化せます。

つまり「7つの習慣」が絶対正しい、という「ウラ」を取るのは不可能だということです。でも「7つの習慣」に書かれた内容は非常に道徳的でわかりやすく、それを否定する人はあまりいないでしょう。

まあ、なんでも信じ込むのは危ない、ということは念頭に置かなければいけないです。それだけ強い力を持った本なので。