高橋留美子という漫画家は天才だ。しかしここまで軽快にその才能が発揮された作品は稀なのではないだろうか。
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設定としては「減量がど下手なボクサーが主人公」この一言に尽きる。何故減量がど下手なのか。大食漢なのである。初期のころは「根性が無いから」といわれていたが、そのうち「本物のバカだから」であるといわれるようになる。そんな主人公である。そのくせボクシングが大好きで、天性のハードパンチャーで、とにかく憎めない。
そんな主人公にヒロインであるシスターや、ジムのトレーナーや果ては敵方ボクサーまで巻き込まれていくのである。どいつもこいつも憎めないのである。
もう一度言う。キャラ造形が見事すぎる。
個人としては、現在連載中の「犬夜叉」でひたすら台詞の中に「…」が多用されるじめじめずるずる感があまり好きでないので、このような作品は大歓迎である。



